こんにちは、地域医療連携室の杉本です。
9月6日にあわぎんホールで開催された「介護ロボットフォーラム」に参加してきました。
介護分野における深刻な人材不足に対応できるように、介護ロボットの更なる普及促進を図るため厚生労働省と連携し徳島県主催により開催されました。
講演においては、独立行政法人国立病院機構徳島病院の髙田信二郎先生からはロボットを使ったリハビリについて、また北九州市保健福祉局先進的介護システム推進室からは介護ロボットの取り組みと介護の新たな働き方『北九州モデル』についての説明がありました。
講演を聞いて、介護ロボットがこれからの医療介護における必須インフラになりつつある感触を受けました。ここ数年で一気に導入が進むと思います。
今の人手不足は喫緊の課題であり、国は外国人労働者の受け入れと介護ロボットの導入こそ解決の糸口と考えているように思います。
さて、展示会では、いくつかの介護ロボットがありましたが、その中では見守りシステムの進化に驚きました。
まず、介護見守りシステムのセンシングウェーブ(凸版印刷)です。
https://www.toppan.co.jp/news/2018/03/newsrelease180328.html
布団の下に敷くことで、生体感知ができる仕組みで、体の振動により睡眠状態や離床状況などが把握できます。クラウドサーバーを使用し無線lanかdocomoの回線を使えるようです。工事なども最小限で済むようなので導入もしやすそうです。一台20万くらいとのことでした。
次がネオスケア(ノーリツ)https://www.noritsu-precision.com/neoscare/
こちらは赤外線カメラを使った見守りシステムで、実際の映像はとてもわかりやすく、アラームなどと併用するとかなりしっかりとした見守りができるように思いました。赤外線カメラのおかげで昼夜とも関係なくクリアな映像が見られます。こちらはサーバーや配線工事などが必要ですこし割高に感じました。
当院でも患者さまを安心して見守れるように上記のシステムを検討していけたらと思っています。
杉本