こんにちは。理学療法士の秦です。2月27日にとなりのラジオに出演してきました。
今回は運動の効果についていくつか話をさせていただきました。
1つ目は運動や筋トレをすると、筋力が強くなったり、筋肉が大きくなります。
そして筋肉が大きくなると基礎代謝が上がり痩せやすい体になります。
1日家でゴロゴロ寝ていたとしても筋肉量が少ない人と比較して、消費するエネルギー量が多いです。
さらに運動や筋トレをするとその代謝量が増えるということもあり痩せやすいです。
2つ目は運動することで休養にもつながります。
運動と言われると疲れるイメージを持たれると思いますが、アクティブリカバリーという考え方があります。
これは適度に運動することによって血行がよくなり疲労物質を取り除き回復につながります。
また、運動することによってセロトニンという物質が分泌されます。
セロトニンはいろいろな働きがありますが、睡眠とも深い関係があります。
セロトニンが増えることによって、睡眠の質が上がり、よりよい回復につながります。
3つ目は記憶力アップや認知症の予防にも効果があるのではないかと言われています。
運動をすることによってBDNFというものが脳内で増えるということが分かっています。
BDNFとは日本語に訳すと脳由来神経栄養因子となります。
この物質は神経細胞の生存を維持したり、神経突起の成長を促したり、神経伝達物質の合成を助けるといった働きがあります。
簡単に言えば運動することによって頭が賢くなりやすいということです。
この3点について紹介させていただきました。
今回は「運動はとても素晴らしいもの」だということを伝えたかったので方法については話をできませんでした。
気になる事があれば眉山病院の秦まで連絡してください。
最後になりますが、年齢とともに筋肉量はどうしても減ってしまいます。
特に下半身の筋肉は上半身の筋肉よりも落ちやすいです。運動をする際は下半身を使う運動を取り入れることが大事になってくると思います。