眉山病院、言語聴覚士の寸田です。
10月10日のラジオ出演の際に、言語聴覚士の仕事内容、脳卒中の症状と予防について話させていただきました。
まずは言語聴覚士の仕事について…
「話す」「聞く」「食べる」ということが生まれつき不自由な方、また病気や事故、年齢を重ねることで不自由になった方がいらっしゃいます。
こういった方々に、検査やリハビリを受けていただき、自分らしい生活ができるようにお手伝いすることが言語聴覚士の仕事です。
ここからは脳卒中について…
脳梗塞が起こりやすいのは夏と冬です。これは体の水分が失われることで血液がドロドロになり血管が詰まりやすくなることが原因です。
脳出血が起こりやすいのも冬です。
体は寒さに対して血管を縮めることで体温が下がるのを防ごうとします。
血管が縮むことで血圧が高くなり、その結果血管が破れてしまうことがあります。脳の血管が破れてしまった場合が脳出血です。
脳卒中を発症した際には
感覚面:手足のしびれ、運動面:足がもつれる、言語面:ろれつがまわらない、視覚面:片方の目が見えにくい、その他:頭痛、急なめまい、
などなど様々な症状が現れます。
一つでも当てはまる場合は病院を受診し検査を受けてください。
これからどんどん寒くなり、脳卒中が起こりやすい時期となります。
こまめに水分を摂取する、暖かい上着で寒さ対策をする、トイレや脱衣所にも暖房をかけ、家の中の温度差をなるべく少なくして、脳卒中を予防して下さい。
以上がラジオでお話しさせていただいた内容です。
人生初のラジオ生出演、たどたどしく聞きづらかったとは思いますが、貴重な体験をさせていただきました。